思うようにならない事のほうが、
人生にとっても、
もっと大事なことなんだ
ということを知った。
東井義雄 バカにはなるまい
P47【元服】
この元服という作文を書いたのは、普段はいつも一番だった子です。しかし受験に失敗し、二番だった友達が合格してしまった。
その後、二番だった子が「僕だけ合格してゴメン」と謝りに来たというのだ。
その時初めて恥ずかしさでいっぱいになったそうです。
不合格だった恥ずかしさではなく、相手を思いやることの出来た友達に。
失敗した仲間の胸の痛みに気づくことができた友達に。
彼は自分だったら・・・・と考えたら恥ずかしくなったのです。
先日ラジオを聴いていたら、リスナーとの電話で「志望校に落ちて第2,3希望の学校に合格したんだけれど、行く気にならない。後ろ向きな気持ちで進学しても申し訳ない。」というような事を言っている子がいました。
まぁ、確かにそうですわな。
でも本当に大事な事って何だろう？
思い通りに事が進むのが大事なんだろうか。
思い通りにいかなかった時こそ
自分の思いを超えた本当に大切な何かに
気づくことが出来るんじゃないでしょうか？
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バカにはなるまい
東井 義雄 著
￥500 ( 別途送料がかかります)
B5版
《青少年を持つ親と子の学習会に》
学校の先生をされていた東井義雄さんが接した生徒達とのエピソードなど、先生が接した生徒や青少年の時に悩みを抱え苦しんだ人がそれぞれの壁にぶつかって、それを乗り越えることを通して生きることのすばらしさに気付かされる。そういった現実の中で悩みや苦しみを抱えている私たち一人一人が、仏さまに願われて生きているということをあらためて気付かされる内容です。
東井先生がおっしゃる「バカにはなるまい」というメッセージからは、一人一人が生きる人生を悔いなく、粗末にせず、仏さまの大きな願いを大切に生き抜いてほしいという思いが感じられます。
そしてこの本、昭和55年、56年と六ッ美組の真宗講座でのお話をまとめたものです。
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