掲示伝道2022年3月

2022年3月21日月曜日

掲示伝道

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世の中の大事な事って
たいてい面倒臭いんだよ
宮崎 駿

スタジオジブリの宮崎駿監督が語った言葉です。
何回も何回も作品の構想を練りながら「めんどくさいーなー」「あーーーめんどくさい」何度も何度も繰り返し愚痴りながら仕事を進めていました。
NHK「プロフェッショナル〜仕事の流儀」という番組で密着取材を受けている時に語った言葉です。
「面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだよ。
何が面倒くさいって究極に面倒くさいよね。
『面倒くさかったらやめれば?』『うるせえな』って、そういうことになる。
世の中の大事なことってたいてい面倒くさいんだよ。
面倒くさくないところで生きていると、面倒くさいのはうらやましいなと思うんです」。
個人的な事ですが、いろいろ面倒くさい事に巻き込まれる事が多くて、やっぱり面倒くさいなぁ〜面倒くさいなぁ〜と愚痴りながら頑張ってました。でもひとつ何かをやり遂げたときに、「あぁ〜良かったな」とか、「ありがとう」とか思えるから不思議です。
話は800年前に遡ります。
宗祖親鸞聖人も、教行信証を完成させるために、関東の地を離れ京都へ向かわれます。
京都へ戻られた親鸞聖人が何処にお住まいになられたかはほとんどわかっていませんが、吉水時代の庵室「岡崎」とか五条西洞院(現在の松原通光円寺付近)などに、聖人は侘住居を移しておられたようです。
著作に専念するため、あちこち逃げ回ってたのかもしれません。(笑)
面倒くさいなぁ〜〜、と思っていたのでしょう。
こんな事を言うと怒られてしまうかもしれませんが、私は尋ねてくる門徒も教行信証の著作も「面倒臭い」ことだったと思います。
きっと、楽しんで書いていたとしたら親鸞聖人の独りよがりな「ふ〜ん良かったね、で何?」というような著作になっていたはずです。それだけ深い思索があったことでしょう。
やっぱり面倒臭いこにこそ大事な事が潜んでいるように思います。

コロナもあったり、いろんな事が面倒臭いですが、私も嫌だな、面倒臭いな、と愚痴りながらもう少し頑張ってみようと思います。

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