敵か味方か 勝ちか負けかを決めた瞬間
急に世界が 暗く狭まっていく
ジユーダム 椎名 林檎
今月は椎名林檎さんです。少し古い楽曲ですが、『ためしてガッテン』のリニューアル番組『ガッテン!』のテーマ曲として書き下ろされたものです。いつの間にか聞かれているという方も居るのではないでしょうか?そんな曲の一節です。
東京の池袋で2019年4月に起きた暴走事故がありました。皆さんもご存知の事と思います。被告は一貫して無罪(過失は無いこと)を主張しています。故意で事故を起こしたわけではない事からの主張でしょう。
遺族の方もとても苦しめられたことでしょう。事故で妻と幼い娘を失われた遺族がブログで被告へのメッセージを発信されました。そのなかでこんな呼びかけをしているんです。
最後にこう書かれています。
ご遺族にとって、これまでの被告の証言や態度は本当に辛かったでしょう。それでも亡くなった家族と、そして事故の加害者とも、ともに生きる道を必死で捜されている姿にこころ打たれました。
本当に事実に向き合うとき、敵か味方か、勝ちか負けか。を越えた世界が見えてくるのではないでしょうか。
遺族の方もとても苦しめられたことでしょう。事故で妻と幼い娘を失われた遺族がブログで被告へのメッセージを発信されました。そのなかでこんな呼びかけをしているんです。
あなたは裁判で「家族には迷惑をかけたくない」と言っていましたが、この2年、果たしてそうでしたか?「同じ事故の当事者として」と呼びかけているのです。
「愛の気持ちを持って、ご家族の事を是非改めて考えてみてください。」
最後にこう書かれています。
あなたと私で同じ視点に立つ事は決して出来ません。人間であれば皆そうだと思います。正直、びっくりしました。ハッとしました。部外者である私自身が敵か味方かを決めて見ていました。本当に暗く狭かった。
ただ、社会に対して争いの感情をばら撒(ま)くのはもう辞めませんか。
「どうすればこういった事故を無くせるのか」という視点を共に持ちませんか。
ご遺族にとって、これまでの被告の証言や態度は本当に辛かったでしょう。それでも亡くなった家族と、そして事故の加害者とも、ともに生きる道を必死で捜されている姿にこころ打たれました。
本当に事実に向き合うとき、敵か味方か、勝ちか負けか。を越えた世界が見えてくるのではないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿