六ッ美組　秋期相続講のご案内

講師メッセージ：

私たち真宗門徒の御本山である真宗本廟（東本願寺）は江戸時代に四度にわたる火災により、御影堂・阿弥陀堂の両堂や諸殿の焼失という苦難を乗り越えて繰り返し再建されてきました。特に明治期の再建では三河門徒による両堂の屋根瓦に寄進が有名です。①三〇〇年以上に亘る真宗本廟の再建の歴史と苦難の歩みを顕彰する。②再建にかける三河門徒の篤い信心が、両堂の屋根瓦を一手に受け持つ原動力となり、用土・燃料・技術・輸送の便などに優れた志貴野（現西尾市）の地が選ばれた。③両堂再建にともなう出費は膨大となり、本願寺経済の逼迫の状況を打開するため「法義相続」「本廟護持」の意味を持って相続講が設立された。以上の視点を中心として、再建にかける先達の本願護持への篤い懇念の歴史を皆さまと共にたずねてみたいと思います。

（伊奈　恵祐）

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